平凡ですが、続けるということでしょうね。
続けていれば当然テクニックはついてきます。そして絵づくりへの姿勢も変化向上してきます。
今まで無意識に身についた常識的なものの見方、染み付いた紋切り型表現をどんどん吐き出す。吐き出して、吐き出していったら、その次につくる作品はもっと違う作品。それをつくったら次は更に違う作品を・・・ 続けることによって、始めた頃は想像もしていなかったような新しい作品が産まれてきます。
新しい作品が産まれるごとに、自分の内面への旅が繰り返される。そうやって、表面的ではない、自分の内側に染みこんだ独特の世界が次第に絞り出され、形成されていくのだと思います。
続けるためにはどうしたらいいのか?
それは、テーマを見つけることだと思います。
好きなテーマを見つける。そして長く続ける。
ありきたりで済みませんが、これがよい切り絵つくる最善の方法だと思います。
他の人の作品を鑑賞することも重要です。
ジャンルは何でもいいと思います。芸術作品は作者の技と魂であるとともに、時代や社会の空気を反映しています。新しい着眼点、知らなかった生き方、体験したこともない世の中との繋がり方。他の人の作品は発見や驚きの宝庫です。
そんな発見や驚きは、また次の切り絵制作への後押しとなることでしょう。
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